筆おろし^^・・・・かな書道やってみました。 [書道]
えっと・・・・・
「お・・おねえさん。ありがとう・・僕一生わすれません」
・・・じゃなくて・・・
買ったばかりで糊でぱりぱりの筆の先をちょこちょこもんで
水に浸してを繰り返して使えるようにすることを
「ふでおろし」と申します。・・・あ、知ってますよね。すんません・・
(・・・とたまにはリラックスしてバカ話してブログを書きたくなります。すみません^^)
最近、古筆切(こひつぎれ)の展覧会(@山種美術館)を見に行ったからだと思いますが
(⇒この記事です:http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301889825-1)
昔の絵を理解するのにちょっとでも古い字がよめるといいなと思いました。
そういえば最近みた浮世絵とかの絵の枠にはたくさんくずし字(古文書)があって
ちょっと訓練しないと漢字はおろかひらがなもなにがかいてあるかわかりません。
そんなこんなでちょっと興味がでてきて、「かな書道」をしてみました。
百円均一で安い習字セットを持っていたのですが、かな書道にはぶっとすぎて使えない。
でもって筆ペンはなんかいろいろ買っては試したんですがどうもうまくかけません・・・
筆ペンは筆ではなくてあくまでペンですね。
硬筆タイプとか軟筆タイプとか毛筆タイプとかいろいろあるんですが
楷書以外の上の字と下の字の終わりと始まりにつながりがある書道作品がどうもうまくかけません。
一字一字がぶった切れてる楷書ならかけるけど、行書や草書は難しい。
筆脈がうまく表現できないというか、要はなんかうまく筆の流れが残らない・・・
で、ちょっともったいなかったけど
(下手なのに高級な筆買うのがもったいなかった)
銀座の伊東屋でかな書道用の細筆を買いました。
700円(高級文具店では4000円くらいのがひしめいてるんですが
あまり高級でいい物ははずかしい・・
でもかなを墨で半紙に書いてみたかった。)
で本屋でこんな本をみつけました。
↓
NHKのテレビの講座のテキストらしいんだけど
百人一首をかな書道で書きましょう・・・って
すごい面白かった。
漢字も含めてくずし字をたくさん覚えるのは難しいけど
まずひらがなから和歌のこころに触れて覚えるのはありかなぁ・・・と
大きい本だけどNHKのテキストで部数が多いからかなかなか手ごろで
昔の書道作品で重文・国宝の写真など入ってて、和歌の解説もあるし、
こういう字が綺麗だよね。と解説してくれてる。
なんといってもその昔の書道作品がならったばかりのかなのくずし字で
ちゃんと読めるのがいい。
万葉仮名というのか、平安仮名というのかわかんないけど
↓こんな感じです。(書いたの僕です・・下手ですね・・・わらっていいですよ。爆)
ひらがなのすべてにいろんな種類の仮名がある。
いまのひらがなと似てるものも微妙に書きかたが違うけど
ちゃんと一文字づつ練習できました。なんか書いてると楽しくなってきた。
(絵のブログなので、もうちょっとしたらまた模写はじめます。)
安の字がくずれていまとおなじようになった「あ」
と阿の字がくずれた別の”あ”
以からくる今の「い」
と伊のくずれた(というか漢字のまんまの)”い”
「う」は「有」や「雲」からくる”う”もあるし
雲って字はそのまま「くも」と読ませることもある。
「か」は可が崩れた奴もある(阿の右側とおなじ)
などなど・・・
こんなかなを続けて書いていくと上の字と下の字がつらなって(連綿)
独特の流れをもつんだけどそれがすごく綺麗で
なんか新鮮でいてもたってもいられずに・・・
最近こんな風にどうやってもコンピュータではできないことをやってみたくなる^^
絵の模写もしかり、この書道もしかり・・なんか癒されます。
しばらく昼休みとかに筆ペンもって飯食った後に練習してました・・・
友達が居るとかけないのでドトールとかでパンと紅茶にして
食べ終わるとおもむろにノートと筆ペン・・・(変な奴だと我ながら思う^^)
・・・と山ほどノートに筆ペンで書きまくって、練習をしてから
家で半紙や色紙をだして、いくつかの和歌を書いてみました。
↓まずこれ(いつも模写に使ってるA5色紙)
「しのふれと いろにいてにけり わかこひは
ものやおもふと 比(ひ)とのとふ万(ま)て」
平 兼盛(たいらのかねもり)
『隠してたんだけど、僕の恋心っつうもんはバレバレだよね・・
”ねぇ・・・好きな人居るんでしょ”・・・って突っ込まれちゃったよ』
って意味だそうです^^。
濁音のてんてんは使わないのでこんな風に書くようです。
本に載ってたお手本は最初の「し」を「志」をくずした仮名にしてたけど
あえて長い「し」にしてみました。
まの字はよく万をたてに崩したかなで書かれます。
書いててわかったけどこの字だと上や下と字が続け易い。
どうして昔は同じ一つの音にいろんな仮名があったのか
なんとなくわかりました。 おもしろいです。
かな書道は絵を描くセンスに似てる。
前後の字とのつながり意識して綺麗に思うように
仮名の種類を選ぶ。・・・
でも・・・白い紙だと味気ないな・・と思いました。
へたくそなのにもったいないけど
色柄のついた色紙を買ってきて書いたのが
↓これです。^^
「面(め)くりあひて 見(み)しやそれとも わかぬ万(ま)に
雲(くも)かくれにし 夜半(よは)の月かな」
紫式部
『またあえたのかと思って、あなたなのかどうなのか判る暇もなく
ながめてたら、また雲の中に月が隠れるように
あなたは行ってしまったわね・・』
って意味だそうです^^。
半紙でいろんな仮名で試してたんですが
なかなか落ち着くバージョンなくて・・・
これに決めてだいぶんと精神統一して色紙に本番しました^^。
ちょっと気分が落ち着きます。
100枚半紙がなくなってしまいましたよ^^ あはは
年取ったんだなぁ・・こういうジジくさい趣味がマジで楽しくなりました。
もうすぐお迎えが来るような気がしますわ・・・あっはっは^^
「お・・おねえさん。ありがとう・・僕一生わすれません」
・・・じゃなくて・・・
買ったばかりで糊でぱりぱりの筆の先をちょこちょこもんで
水に浸してを繰り返して使えるようにすることを
「ふでおろし」と申します。・・・あ、知ってますよね。すんません・・
(・・・とたまにはリラックスしてバカ話してブログを書きたくなります。すみません^^)
最近、古筆切(こひつぎれ)の展覧会(@山種美術館)を見に行ったからだと思いますが
(⇒この記事です:http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301889825-1)
昔の絵を理解するのにちょっとでも古い字がよめるといいなと思いました。
そういえば最近みた浮世絵とかの絵の枠にはたくさんくずし字(古文書)があって
ちょっと訓練しないと漢字はおろかひらがなもなにがかいてあるかわかりません。
そんなこんなでちょっと興味がでてきて、「かな書道」をしてみました。
百円均一で安い習字セットを持っていたのですが、かな書道にはぶっとすぎて使えない。
でもって筆ペンはなんかいろいろ買っては試したんですがどうもうまくかけません・・・
筆ペンは筆ではなくてあくまでペンですね。
硬筆タイプとか軟筆タイプとか毛筆タイプとかいろいろあるんですが
楷書以外の上の字と下の字の終わりと始まりにつながりがある書道作品がどうもうまくかけません。
一字一字がぶった切れてる楷書ならかけるけど、行書や草書は難しい。
筆脈がうまく表現できないというか、要はなんかうまく筆の流れが残らない・・・
で、ちょっともったいなかったけど
(下手なのに高級な筆買うのがもったいなかった)
銀座の伊東屋でかな書道用の細筆を買いました。
700円(高級文具店では4000円くらいのがひしめいてるんですが
あまり高級でいい物ははずかしい・・
でもかなを墨で半紙に書いてみたかった。)
で本屋でこんな本をみつけました。
↓
NHKのテレビの講座のテキストらしいんだけど
百人一首をかな書道で書きましょう・・・って
すごい面白かった。
漢字も含めてくずし字をたくさん覚えるのは難しいけど
まずひらがなから和歌のこころに触れて覚えるのはありかなぁ・・・と
大きい本だけどNHKのテキストで部数が多いからかなかなか手ごろで
昔の書道作品で重文・国宝の写真など入ってて、和歌の解説もあるし、
こういう字が綺麗だよね。と解説してくれてる。
なんといってもその昔の書道作品がならったばかりのかなのくずし字で
ちゃんと読めるのがいい。
万葉仮名というのか、平安仮名というのかわかんないけど
↓こんな感じです。(書いたの僕です・・下手ですね・・・わらっていいですよ。爆)
ひらがなのすべてにいろんな種類の仮名がある。
いまのひらがなと似てるものも微妙に書きかたが違うけど
ちゃんと一文字づつ練習できました。なんか書いてると楽しくなってきた。
(絵のブログなので、もうちょっとしたらまた模写はじめます。)
安の字がくずれていまとおなじようになった「あ」
と阿の字がくずれた別の”あ”
以からくる今の「い」
と伊のくずれた(というか漢字のまんまの)”い”
「う」は「有」や「雲」からくる”う”もあるし
雲って字はそのまま「くも」と読ませることもある。
「か」は可が崩れた奴もある(阿の右側とおなじ)
などなど・・・
こんなかなを続けて書いていくと上の字と下の字がつらなって(連綿)
独特の流れをもつんだけどそれがすごく綺麗で
なんか新鮮でいてもたってもいられずに・・・
最近こんな風にどうやってもコンピュータではできないことをやってみたくなる^^
絵の模写もしかり、この書道もしかり・・なんか癒されます。
しばらく昼休みとかに筆ペンもって飯食った後に練習してました・・・
友達が居るとかけないのでドトールとかでパンと紅茶にして
食べ終わるとおもむろにノートと筆ペン・・・(変な奴だと我ながら思う^^)
・・・と山ほどノートに筆ペンで書きまくって、練習をしてから
家で半紙や色紙をだして、いくつかの和歌を書いてみました。
↓まずこれ(いつも模写に使ってるA5色紙)
「しのふれと いろにいてにけり わかこひは
ものやおもふと 比(ひ)とのとふ万(ま)て」
平 兼盛(たいらのかねもり)
『隠してたんだけど、僕の恋心っつうもんはバレバレだよね・・
”ねぇ・・・好きな人居るんでしょ”・・・って突っ込まれちゃったよ』
って意味だそうです^^。
濁音のてんてんは使わないのでこんな風に書くようです。
本に載ってたお手本は最初の「し」を「志」をくずした仮名にしてたけど
あえて長い「し」にしてみました。
まの字はよく万をたてに崩したかなで書かれます。
書いててわかったけどこの字だと上や下と字が続け易い。
どうして昔は同じ一つの音にいろんな仮名があったのか
なんとなくわかりました。 おもしろいです。
かな書道は絵を描くセンスに似てる。
前後の字とのつながり意識して綺麗に思うように
仮名の種類を選ぶ。・・・
でも・・・白い紙だと味気ないな・・と思いました。
へたくそなのにもったいないけど
色柄のついた色紙を買ってきて書いたのが
↓これです。^^
「面(め)くりあひて 見(み)しやそれとも わかぬ万(ま)に
雲(くも)かくれにし 夜半(よは)の月かな」
紫式部
『またあえたのかと思って、あなたなのかどうなのか判る暇もなく
ながめてたら、また雲の中に月が隠れるように
あなたは行ってしまったわね・・』
って意味だそうです^^。
半紙でいろんな仮名で試してたんですが
なかなか落ち着くバージョンなくて・・・
これに決めてだいぶんと精神統一して色紙に本番しました^^。
ちょっと気分が落ち着きます。
100枚半紙がなくなってしまいましたよ^^ あはは
年取ったんだなぁ・・こういうジジくさい趣味がマジで楽しくなりました。
もうすぐお迎えが来るような気がしますわ・・・あっはっは^^
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