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応挙私淑 -雪松図屏風- 左隻の雌松部・・・ [円山派]

どうもみなさん
こんにちは

また描いてみました。
円山応挙の国宝「雪松図屏風」です。

まず本物↓
d_main_090311_03.jpg

あーーーうっとりする。ちなみに僕はまだ実物みたことありません。
三井記念美術館にあるそうですが、いつも展示されてるのかどうかわかりませんし・・・

今は展示替えの休館だそうで
8日からやるそうですが・・ちと浮世絵っぽくて興味わかない・・・


円山応挙は京都の田舎に生まれた貧農の子だったそうです。
狩野派に絵をまなび、豪商三井高利などのパトロンを得て
町人にも大変親しまれたそうです。

温厚な人だったそうで。たくさん弟子入りしたがった人がいたとか
四条・円山派の祖となります。

まんまるな寅の絵で有名な長沢芦雪(ろせつ)なんかが弟子になりました。


この絵は三井家の依頼で描かれたのだそうです。
なんとまた静かな美しい銀世界なのだろうと
どうしてこんな絵がかけるのだろうと心奪われました。

円山応挙は付立(つけたて)という方法を編み出しました。
輪郭を筆でさっと書くのでなくて点描して色の境界を表すのだそうです。
(ジョルジュ・スーラ?^^)

印象派とかとは別のものでしょうね。
あちらは絵の色を原色の組み合わせでだして混色のない強い発色の
テクスチャをつくるのが目的だったと思うけど
細密な写実的な絵をかくのが応挙の目的だったんじゃないかなと
描かれた絵を見て思います。

写実的という意味でよく古い日本画家で出てくる人は
この円山応挙と伊藤若冲だと思いますが
・・・僕どちらも本当にすごいと思いますが・・・
応挙が好きだなぁ・・・
この最高傑作の雪松一つのために応挙をより愛してしまう。
(・・あ、いつか大判で若冲は若冲で描いてみたいですけどね^^)

普通に動物の絵とかもうまいけど
この世界観を感じる絵がすばらしいと思う。

これを手に入れた三井家がうらやましい。
家宝が国宝だし・・ここまでいくと世界の宝だと思います。


さて・・僕も描きました。
まず自分のだせって言われるかもしれませんが・・・ちと恥ずかしくなった。


A5の小さい色紙に描いてますが・・難しい・・・orz
付け立てしようったって面相筆でもなんかでかいし・・・ぼたっと来てしまう。
少し絵の具をつけてからきれいな雑巾で水気をとり毛先をつかってちょんちょんとやりました。

100円ショップの筆だし、アクリル絵の具の生乾きでちょんちょんやってるので
あっという間に痛みます。毛が抜ける抜ける・・・
筆はもっと細くていいものがほしいなと思いました・・・。
こういう細密な絵は大判がいいかなとも思う・・・ミニはつらい^^。


原画は藍色っぽい色と白でグラデーションしながら松の葉の様子を表現してる。
また松葉は一部ちゃんと線を描いて(付け立てではなく)るところもありますね。

とても二色でやれないので緑と紺とを使い水気をとった付け立てモドキ技法を編み出してみた^^。
茶色も使ったけど結局その茶を覆うように色をつけました。

うーん。難しいなぁと思う。白が強すぎて原画の幻想的な世界が出せなかったような・・・雲はあえてきりとったので入れてみたけどもっと小さくてもいいかな・・・

下の金はパールレモンという色のアクリル絵の具です。

どうでしょう。
oukyo.jpg

おこがましいなぁ・・・まあ、一人の趣味だから許して^^

次は何描こうかな^^

歌麿の浮気の相とか考えてますが
(なんかあの独特のエロさが好きで^^・・・)
気が変わって銀の地の絵を描くかもしれません。
(それともオリジナルもいいかなとか・・・)
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