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アトリエ紹介^^ [画材の話]

少しブログ書くのサボってしまいました・・仕事が忙しくて
でも今日もちょっと描きました。まだ途中ですけど・・・

atellier05.JPG

いままでは金の下地のものと肌色の下地のものを描きましたが
なるべく色んな雰囲気のがあるといいなと思って銀色の下地の絵を模写してます。


原作は今年の11月に千葉県のとある展覧会にでる絵です。重要文化財・・・
まだあまり書き込めてないので出来上がったら名前つけてきちりと説明します^^

日本画では金は昼の太陽の光を銀は夜の月の光を象徴するんだそうです。
この作品は銀箔で下地作ってるので夜の絵なのかな・・・夏草と秋草が風に吹かれたり、雨に打たれてる図です。
雨の図には黒っぽいとても濃い藍色の川が流れてます。

今日はここまでの過程でどんな道具使ってるか記事書きます。
このブログは・・・「あ、僕も描いて見ようかな」って思ってくださる方増やしたいのもあって
やり始めてるから僕がやってる模写のやり方説明するのもいいと思うんです。

僕はこういう絵画の模写を音楽のカラオケのような楽しみ方だと思っています。
以下に対比してみます^^

「プロとして自分でオリジナルな作品を本格的に描く」
(日本画の顔料岩絵の具(=とっても高い)をきちんと入手して、何年も修行して描く。展覧会デビュー)
⇒バンドのメンバー集めてしっかりクオリティあげて売れる音楽を創作し、歌う。CDデビュー

「どっかの美術展を見に行く。画集を買って眺める。」
⇒音楽のライブに行く、CD買う。

「憧れの絵を見て、模写をする(本格的)」
⇒コピバン作って自演する。

「憧れの絵を見て、模写をする(アクリル絵の具などの使いやすいものでやる)」
⇒カラオケで気分よく勝手に歌ってる。


絵画のカラオケ=僕がやってるアクリル絵具模写です。
安いし、使い易い道具でできますのでよかったらみなさんもやってみようとか思ってほしい。
かつよければ僕と友達とかなってください^^ あ、facebookフレンド大募集中です。


アトリエ紹介・・て言っても要はマンションの部屋の一つで4.5畳間。
こんな道具をおいてるだけ。
↓基本これだけです。(ただし、たまーにどうしてもほしい色がないときはポスターカラーなどを混ぜることがあります。)
atellier01.JPG

1.使いふるしたパレット。
2.アクリル絵の具種類を厳選して17色。
3.絵筆6本・・・ほとんど百均のもの(一部高いフランスの筆。真ん中の青い奴です。^^まだ使ってないけど・・・)。
4.コンビニで買った105円ウーロン茶の紙パックをハサミで切って作った水入れ。
5.習字用の水差し。
6.色筆ペン(茶・緑)。
7.習字用の筆2本(たまに墨汁使うときに利用)
8.絵を描くための色紙

アクリル絵の具は顔料をアクリル樹脂に溶かしこんだもので水気が飛んで乾くとプラスティックなので
水でとけません。
でもって顔料がしっかり入ってるから上から塗ると下の色はすべて隠れます(不透明)。
描いたら長くそのままで残ってほしい・・そう思う気持ちと部屋の中で油のにおいさせるのが嫌で
アクリル絵の具に落ち着きました。
ちょっと透明水彩よりぬりづらいような気もするけど描いた絵の寿命のためにと思い我慢してる感じです。


色数が少ない日本画の場合、下地(金とか銀とか)をさっと大きい平筆で塗って
上から塗っていけばそれなりに見れるようになります。
色紙を使ってます。よく寄せ書きで使うようなものなら、
百円ショップで3枚で百円くらいで買えるし、
一枚がだいたい二曲という屏風の片側分くらいの縦横になるので二曲一双という形式の屏風なら2枚、
六曲一双という形式の屏風なら6枚でちょうどいいような模写ができます。

色は納得いくまで混ぜて模写の対象の絵を見ながらある程度色が近いと思ったら同じ比率で各色を混ぜて
塗りたい部分の量に合うくらいの量を作ります。
atellier04.JPG


でも・・・アクリル絵の具は普通の透明水彩絵の具よりは乾き易い。
だから、筆を傷める可能性が高いそうです。
だから乾きにくいように習字用の水差しでパレットに水滴足しながら絵の具が固まらないようにしていきます。

atellier03.JPG

水入れは別に道具いらないですね^^・・紙パックとかでやってます。
筆を洗うのが目的なので一回大雑把に洗うためのとその次にしっかり洗うための2つを紙パック切断で作ってます。
習字水差しは大事ですね。いつでも筆を洗う水と別にパレットに真水が継ぎ足せるのは色を綺麗に保つのにいいと思う。

絵の具は以下のように「和」と書かれてるものをなんとなく画材屋さんにいったときに気の向くまま買ってしまいますが、実はまだ使ったことない色もあります。
atellier02.JPGatellier02.JPG

アクリル絵の具は日本画の岩絵の具に比べたら安いし、一本にたくさん入ってますのでお勧めです。
(だいたい二倍の値段で半分くらいしか入ってません)

atellier00.JPG
筆・・・なるべく細い細密なのが書きたいのでこんな細い筆をわざわざ注文入手しました。
日本画は川の流れも黒字に金色の線を引いて表現したり、葉っぱの葉脈が金色でかかれたりします。

オリジナル現物は人の背丈ほどもあるところに面相筆という細筆でかかれてるのが普通です。
これを手で持てるコンパクトな色紙に小さいミニチュアに描くのでどうしても細密な筆がほしくなります。
これだけはちょっとお金使いました。



ラファエル 短軸 8224 ナイロン 丸筆 極長穂 6/0号


amazonのリンク入れたけどこれだけだと送料の方が高くなってしまうので

ラファエル 短軸 8254 ナイロン 平筆 大 18号

こんなのもあっていいかもしれません。

このラファエルと言うのは筆の名門ブランドらしいです。

僕は画材屋さんで筆探してるときに店の人からアドバイス受けて
ナイロンの毛の筆を買いました。(とはいえなにか動物の毛も混ぜてるらしいです。)

透明水彩なら、コリンスキーとか、赤テンとか、そういう動物の毛がよいとされるのですが
アクリルというプラスチックに浸して洗うので傷みやすいから、ナイロンの方がいいのでは・・
と言われました。
アドバイスありがたかったので500円の筆一本じゃ申し訳なくて18号のひらふでも買いました。
毛の量で値段が決まるので基本的に号数の大きいのが高いです。

フランスの国旗の袋に入ってて筆の軸が真っ青で毛が金色に鮮やかで
なんとなく持ち物としておしゃれで気に入ってます。
ミーハーなので・・・^^

ちなみに日本画の筆も見たのですがあまり細密に描けそうな細いのはありませんでした。
面相筆にイタチの毛を使ってます・・・というのがありましたが高いし、僕がやろうとしてることに
比べたらブっと過ぎるので辞めました。

次は細かく塗るところをご説明する記事にしますね。
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