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花鳥画のオリジナル絵手紙 [おもてなし作品]

いつもいつも模写ばかりしてると
自分の絵が描きたくなります。

サラリーマンの平日勤務後の夜で描ける物はたいしたものがありませんが
そろそろお盆だし、あまり帰ってない実家の親に絵のついたはがきでも送ってみようかと・・・

はがきサイズの色紙(63円@文具店)を買ってなんとなく憧れの琳派が描きそうな奴を
デッサンして描いてみました。

・・琳派とはおこがましいですが^^ 実家の親に送るなら味があっていいかもしれない・・・
↓こんなのできました^^

original.JPG

暑中お見舞いなんで雪降ってる絵(花は梅で旧正月だし・・・^^)
電気つかわんでも冷えるといいな・・つう気持ちを送ろうかと・・・

模写じゃないと気が楽ですね。

こんな風に描きました。

1.アクリル(ガッシュ)のゴールドライトとパールレモンという色を混ぜました。
  平筆ではがき大色紙に厚塗り・・・
  
  ゴールドはどうも他の色と混ざりづらく浮いてきてはムラを作ります。単色で塗ると水によく溶けないし・・・
  でもこの色がいいんだよなぁ・・・
  18号平筆で塗るとまあ一気に塗れるのですがデカイサイズは難しいかもしれません・・

2.はがきサイズの別の紙に適当に下絵。
  梅はなんとなく上にぴんと伸びてるほうが逞しい感じがして好きなので
  小枝を何本か伸ばしました。
  花を描きたいところになんこか丸を描いておきます。あとで白・ピンク・おしべの金を置くつもり
  鳥・・・花鳥ってんだから一羽くらいいないとなぁ・・・

  構図とかよくわかんないけど下に雪に耐える葉っぱと月を対角線に置こう・・と
  でもって鳥は寒い中なんか食べる実を見つけるといいよね。
  葉っぱにはあとで日本画風に金の葉脈つけるけど赤があると補色だし目立つかなぁ。
  鳥とつきにつながる線に向けて遊びをいれたいなぁ・・・

3.月を銀で塗る。以下はすべて0号筆。はがきサイズなのでとにかく細い筆がいいと思います。
  月の光が銀だから銀だけど太陽のでてるときに見える月・・とする。
  下の雪や木の輪郭を一旦銀でかたどっておいて、後から木の色や雪でぎりぎりまで塗って薄い境界線にする。
  (境界がいろいろ色あればちょっと絵が味出るかと思っての試み)

4.葉っぱの緑塗る。
  日本画っぽく平坦に濃く。緑は松葉色というのと消炭色というのを等量混ぜて濃くしました。

5.金(ゴールドディープ)と消炭色で木の地肌を塗る。混ぜたり、黒塗ってから金色をかすれるようにおいたり。
  なんとなく表情つける。・・難しいがなんとなく木の地肌っぽくなったらやめた。

6.黒で鳥も一旦塗る。またくちばしなどは金で置いておく

7.黒がつよすぎたので白をうすーく溶いて(ガッシュも相当薄くすると下の色が透けます。)
  色塗る。鳥の黒も薄い青で塗った。

8.白い雪塗る。赤で木の実。木の実の赤とのこった白混ぜて薄いピンクつくり梅を塗る。

9.一部残ってるゴールドを梅におく。

10.ゴールドと緑混ぜて木の地肌にさらに表情つける。

完成^^

民芸品のお土産みたいでちといい感じです。反対側に住所書いて切手貼れば普通に郵便になったはずです。
よし送ってみようっと。

簡単です。みなさんもいかがでしょう。


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友

絵の暑中見舞いって風流で良いですね
2日間くらいの短時間で作品できるのですか?
by 友 (2011-07-22 09:13) 

藤島 修

友さん

あ、またまたコメントありがとうございます^^

これはとても小さいので下塗りしてちょっとほっておくと
もう乾いてしまい。
そのあと着色もパレットに豆粒半分くらい(それでも余る)の絵の具を
置いていけば次々塗れるので一晩で描けます。

模写だと誰かが描いたその時の気まぐれな筆の動きについていくのが
大変で・・・(でもそれゆえに素人の僕には学ぶことも多いのですが)

下塗り30分+間おいて+下絵30分+3-4時間くらいで
A5ならできます。

暇を作れるかどうかですね^^
by 藤島 修 (2011-07-22 10:20) 

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